学位記とともにシルクハットの授与が
なされます 名誉学術博士号

授与式、祝賀会ともに男性のドレスコードは全員燕尾服だそうです。すてきですね。

  生物材料科学専攻 磯貝明 教授が、ナノセルロース研究分野における顕著な功績と長年にわたる大学間共同研究により、2016年10月7日にフィンランドのAalto大学より名誉学術博士号(Doctor of Science in Technology Honoris Causa)を授与されました。

 Aalto大学の学位授与式は、2年に1度Espoo市内の大学講堂で、直近の2年間で全学において博士の学位を取得した者が招待されて行われます。
 今年の名誉学術博士号は11名に授与され、そのうち、日本人は村上敬宜九州大学名誉教授兼Aalto大学客員教授と磯貝教授の2名でした。
 紹介説明と共に担当理事がひとりひとりに特製のエンブレム付のシルクハットをかぶせて授与します。続いて一般の博士号取得者439名(欠席者あり)にもひとりずつ名前を呼び、全員にシルクハットをかぶせて授与します。式典には当専攻の五十嵐圭日子准教授も一緒に参加されました。

◆名誉学術博士号授与理由(HPより)
  東京大学の磯貝明教授は、セルロース化学分野で最も著名な科学者である。磯貝研究室メンバーによる研究成果により、酸化ナノセルロースは材料の研究分野で最も注目され、森林産業にとって素晴らしいビジネスチャンスになった。磯貝教授らはAalto大学のナノセルロース研究にも多大な貢献をし、最近では、Aalto大学およびフィンランド国立技術研究センター(VTT)はナノセルロース関係の科学論文を毎年100報以上報告しており、ヘルシンキをナノセルロース研究の中心に導いた。2015年のMarcus Wallenberg賞受賞講演では、磯貝教授はAalto大学との共同研究と学生交流による相互の有益性に言及し、「東京大学の磯貝グループとの国際交流のドアは開かれている」と述べた。

Aalto大学名誉学術博士号のホームページはこちらよりご覧ください。