国際共同研究でカイコゲノムの連鎖地図を構築


カイコのゲノム研究は、アジアを中心に世界各国で進められている。このたび、 中国科学院上海生命科学研究院、米国ロードアイランド大学、日本の農業生物資源研究所、インドCDFD研究などとともに、東京大学大学院農学生命科学研究科の嶋田透教授らも協力して、カイコの全染色体(28本)に各7〜40個のマイクロサテライト多型マーカーを配置した連鎖地図を構築した。この連鎖地図 は、おも に日本で作成されてきた形質突然変異の連鎖地図とも対応が付けられた。また、日本と中国が2004年に公表した全ゲノムショットガン塩基配列とも対照することが可能であり、今後の遺伝子機能研究や比較ゲノム研究に役立つものと期待される。
米国科学アカデミー紀要へ11月8日に掲載
Proceedings of National Academy of Science USA. 102(45): 16303-16308.
http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/102/45/16303


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