2009/10/23 |
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発表者:田之倉 優(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
澤野 頼子(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授)
宮園 健一(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教)
宮川 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教)
窪田 恵子(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教)
姜 禧珍(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教)
浅野 敦子(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員)
宮内 裕美子東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員)
高橋 美穂子東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員)
支 月華(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員)
篠崎 和子(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授/国際農林水産業研究センター 特定研究主査)
藤田 泰成(国際農林水産業研究センター 主任研究員)
吉田 拓也(東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程学生)
小平 憲祐(東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程学生)
アブシシン酸は、植物の成長や耐乾燥性、耐塩性などの制御に働く重要な植物ホルモンです。東京大学大学院農学生命科学研究科では、アブシシン酸の細胞内受容体の立体構造をX線結晶構造解析法により決定することにより、植物細胞内においてアブシシン酸シグナルが伝達する機構を解明しました。今回の成果により、アブシシン酸の作用を人為的に制御する基盤ができ、将来的には温暖化や異常気象などによって引き起こされる干ばつ、塩害などの劣悪環境に耐える作物の開発への応用が期待できます。本研究は、文部科学省ターゲットタンパク研究プログラムの課題の一環として行われたもので、国際農林水産業研究センターとの共同研究の成果です。
本研究成果は、「Nature」オンライン版に10月23日に掲載されました。
特になし。