当研究科生圏システム学専攻の鷲谷いづみ教授が、第7回みどりの学術賞を受賞しました。

「みどりの学術賞」は、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。

鷲谷教授は生態学の分野において、絶滅危惧種のサクラソウを使って、生理生態学、昆虫による授粉様式の解析、個体群生態学的手法などを用い科学的知見に基づく野生植物の保全手法を開発しました。また、侵略的外来種の生態影響、里山や水辺の生物多様性の保全と再生などに関する広範な研究など総合的に展開し、保全生態学として体系化し、これらの成果をもとに、市民との協働による研究及び普及活動を行い、生態系・生物多様性の保全に貢献したことが評価されました。

授賞式は平成25年4月26日(金)に開催される「みどりの式典」において行われます。

本賞の詳細については、以下のホームページをご覧ください。
みどりの学術賞: http://www.cao.go.jp/midorisho/index.html