第87回受賞者および役員との記念写真。前列中央:三輪睿太郎 日本農学会会長、前列右から2番目:読売新聞社 滝田恭子 氏、後列左端:會田勝美 日本農学会副会長(元 本研究科長/農学部長)、後列右端:西澤直子 日本農学会副会長(元 本研究科教授)、前列右端:金子豊二 教授、前列左から二番目:磯貝 明 教授。

日本農学賞受賞盾のシンボルマーク
朝倉文夫作「はなさか爺さん」

当研究科水圏生物科学専攻 金子豊二 教授、および生物材料科学専攻 磯貝明 教授が、平成28年度(第87回)日本農学会賞ならびに読売農学賞を受賞しました。

◆受賞テーマおよび受賞理由
金子豊二 教授「魚類の浸透圧調節研究とその水産学的応用」:魚類の浸透圧調節に関する基礎研究を機能形態学的・分子生物学的手法を駆使して進め、塩類細胞の機能の可塑性と機能分化の自律性を解明した。また、基礎研究で得られた研究成果を水産業に応用する試みを精力的に進めてきた。

磯貝 明 教授「新規セルロースナノファイバー製造技術の開発とその応用に関する研究」:木質バイオマスから効率的に、様々な表面改質が可能で、完全孤立分散化した3 nmと超極細均一幅の新規セルロースナノファイバーを調製する方法を世界で初めて開発した。この研究成果は、機能性バイオ素材として現在、一部実用化されている。

日本農学会のホームページ
http://www.ajass.jp/index.html

日本農学会:農学に関する専門学協会の連合協力により、農学およびその技術の進歩発達に貢献し、総合統一された農学の発展を目指す連合体として設立されました。昭和4年(1929)11月に設立総会が開催され、昭和5年(1930)から活動を開始しています。

日本農学会賞・読売農学賞:(日本農学会の前身である)農学会の事業の一つとして大正14年から『農学賞』の授与を行っていましたが、『日本農学会』が設立される際に全て移譲され、 昭和17年には『日本農学賞』と名前を変え、日本の農学研究者間における最高の栄誉として今日まで続いています。読売農学賞は、昭和39年より読売新聞社から授与されています。