プロフィール
専攻 |
応用生命化学専攻
Department of Applied Biological Chemistry
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研究室 |
生物制御化学研究室
Laboratory of Chemical Biology
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職名 |
教授 / Professor |
一般の方へ向けた研究紹介
植物ホルモンで世界の食糧増産
研究の背景
植物ホルモンを制御する化学的・分子生物学的手法を用いて、世界の食料生産における問題の解決を目指しています。
研究の内容
ストリゴラクトンの受容体制御剤や生合成阻害剤を創製しました。どちらの化合物もアフリカで問題になっている根寄生雑草の被害を低減する効果があることを現地での圃場試験で確認しています。またモンゴルの荒廃草原の回復にストリゴラクトンシグナル制御方法を応用する取り組みを行っています。
今後の展望
この研究室で学んだ研究者が植物ホルモンを次々と発見してきました。今でも新しい植物ホルモンの発見に取り組んでいます。
教育内容
化学と生物
教育活動内容
生物制御化学では農薬の安全性と創製方法について述べています。実習では根寄生雑草の採集等を行っています。また他大学や農林水産省の研究所、化学関連会社との共同研究に取り組んでいます。
人材育成の目標
化学と生物の両分野に精通し分野横断的な知識をみにつけて応用ができる人材育成を目指しています。
人材輩出の実績
博士課程修了者は大学や研究所に加え会社でも活躍しています。修士過程修了者も同様です。医薬、農薬、化粧品等を扱う会社に就職する割合が他の研究室と比較して高いですが、投資会社、コンサルタント会社、銀行等就職先は多岐に渡っています。
共同研究や産学連携への展望
世界へ共に!
取り組んでいる社会問題
食料生産性を低下させる植物病害やアフリカにおける大問題である根寄生雑草被害の防除が可能な薬剤や新品種の開発に取り組んでいます。またモンゴル荒廃草原を植物ホルモン技術を応用して回復させるプロジェクトにも取り組んでいます。上記研究進展のために積極的に企業との共同研究を行うことを希望します。
上記研究過程で多様な活性化合物の開発に成功し
研究概要ポスター(PDF)
関連リンク
キーワード
キーワード1 : 植物ホルモン、ジベレリン、ストリゴラクトン、病害抵抗性、受容体、生合成、ゲノム編集
キーワード2 : 荒廃草原、草原回復、根寄生雑草、食糧問題、過放牧