プロフィール

加藤 洋一郎

加藤 洋一郎

KATO Yoichiro

専攻 農学国際専攻 Department of Global Agricultural Sciences
研究室 国際植物資源科学研究室 Laboratory of Global Plant Resource Science
職名 教授 / Professor

一般の方へ向けた研究紹介

途上国の食料生産と農業開発を一緒に考えよう!

 熱帯途上国の食糧問題解決と貧困削減、不良環境下の作物生産向上のための研究に取り組んでいます。途上国の作物生産は依然として脆弱で、気候変動(洪水や干ばつなど)をはじめ様々な影響を受け非常に不安定です。食糧問題解決のために実践できるアイデアを考えるには、作物生産の生物学を探求するだけでなく、時には農村社会や文化の背景を含む現地調査を通じて途上国の人々が置かれている状況を理解することが不可欠です。作物栽培とフィールドワークが好きで、農業開発の未来や食糧問題を真剣に考える学生をお待ちしております。

教育内容

食糧問題に取り組むグローバル人材になろう!

 植物資源に関する地球規模課題(新しい作物種・品種や栽培法、農業生産と環境/生物多様性の調和など)を扱い、熱帯途上国の作物生産向上のための応用研究に取り組んでいます。実験フィールドでの作物生育の解析と現地調査の双方を通じて、栽培技術の改善策を検討します。農村発展があってこその熱帯農学ですので、農民の実情や技術普及の可能性を念頭に置いて研究を組み立てます。進学希望者(駒場生)や大学院希望者には、東京大学農学部・大学院農学生命科学研究科で学んだ後、将来は国際農業研究機関や国連機関・国際機関で活躍するようなグローバル農学人材になってほしいと思います。

共同研究や産学連携への展望

熱帯アジア・アフリカ農業をお考えの方々へ

 持続可能な開発目標(SDGs)の目標1(貧困)、目標2(飢餓)、目標13(気候変動)、目標17(グローバル・パートナーシップ)を意識した教育研究活動を進めています。熱帯途上国の作物の生産性・安定性・持続性の維持向上を目指してフィールドワークを行っています。アジア・アフリカへの作物生産技術展開を目指す方々と幅広く連携できれば幸いです。

研究概要ポスター(PDF)

キーワード

キーワード1  :  作物、国際、熱帯、途上国
キーワード2  :  気候変動、食糧問題、貧困問題