担当教員
森田 茂紀 (東京大学大学院農学生命科学研究科附属 生態調和農学機構 教授)
鮫島 正浩 (東京大学農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 教授)

概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災により東北地方沿岸の農地ならびに木材加工生産拠点が多大の被害を受けた。本プロジェクトでは、従来の作物栽培の復旧に留まらず、大震災によって食料生産ができなくなった農地を活用した資源作物の栽培とそこで栽培されたバイオマス資源を利用したバイオマスエネルギーの生産による農業の再生支援、および東北地域の森林で生産された木質バイオマスを利用した木材供給・加工と木質バイオマスエネルギーの利活用の効率化・最適化による地域の木材産業の再生支援を目的とし、LCA*解析に基づくバイオマス利活用による復興支援に関する実行プランについて提案を行う。

成果

2011年10月4日更新予定される成果

関連する課題について年度内にシンポジウムを開催するとともに、実行プランについて提案を行う。また、その成果を復興支援ならびに今後のバイオマス利活用推進を担う人材育成プログラムに展開する。

問い合わせ先

東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 森林化学研究室
教授 鮫島 正浩
電子メール: amsam@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
Tel: 03-5841-5255
Fax: 03-5841-5273

用語解説

*LCA (Life Cycle Assessment) 解析: ある製品について、原料調達、流通、製品製造、利用、再利用、廃棄に至るまでのそれぞれの過程に対応する経済的価値、環境影響や持続性などを定量化した上で、このデータを統合化して全体システムとして評価する手法を指す。