海洋アライアンスの予算により、漁業経営・漁業経済を専門とする特任教員を平成23年9月から半年間雇用し、当該教員を中心に、被災地域の漁業・流通・加工機能の復興に向けたプロジェクトを支援する。場合によっては、水産関連産業の起業も手伝う。海洋アライアンスの講義を受講する学生等から希望者を募り、基礎的な訓練を行った後に、現地に派遣し、水質調査・漁村調査等、現地の水産試験場・漁業協同組合の業務の補助を行う。
平成23年9月1日、千田良仁氏が、特任講師として着任した。これに先立って、8月27日、岩手県大船渡市の北里大学三陸キャンパスで行われた大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター研究集会に、千田・黒倉が参加し、現地関係者と情報交換を行った。また、9月15日には、千田・黒倉が大槌町に行き現地の漁業者と意見交換を行い、復興支援事業の詳細計画を作る予定である。