沿革、施設内容、平面図、写真、データ等。
【弥生講堂アネックス - 沿革】
東京大学弥生講堂アネックスは、(株)エンゼルハウス、セイホク(株)他の寄付により建設されました。
「セイホクギャラリー」(多目的ホール)の構造は木質構造によるHPシェル構造です。ここまでの規模で木質構造によるシェル構造はわが国初の規模を誇っています。
また、「エンゼル研究棟」は、国産ヒノキの乾燥材を用いた在来構法で建てられています。1階講義室は、105角のヒノキの柱材がこまかく配置され、柱・梁による仕上げ兼構造体(一方向ラーメン構造)として機能しています。
新しい木質材料による研究成果の具現化、新開発された仕上げ材料などが細部に使用されています。
【施設内容】
- セイホクギャラリー (多目的ホール 定員:80名 (テーブル席:60名))
- エンゼル研究棟講義室 (定員:30名)
【平面図】
【施設写真】
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【設計データ】
- 設計 河野泰治アトリエ
- 構造 東京大学大学院農学生命科学研究科/木質材料学研究室
- 施行 (株)エンゼルハウス
- 建築面積 359.21m2
- 延床面積 497.48m2 (1階 327.51m2 / 2階 151.97m2)
- 階数 地上2階
- 構造 木質構造
- 竣工 2008年8月
*「新建築」2008年10月号に掲載されました