2011年3月11日に発生した東日本大震災および津波、さらにはそれによって起こった福島第一原子力発電所における水素爆発による多量の放射性物質の飛散によって人的にも物的にも未曾有の被害を受けた。大学院農学生命科学研究科では、3月下旬から農林畜水産業の復興支援を目的にして自主的な活動を開始し、その後この活動をまとめて本学の復興支援プロジェクトとして登録し、以後組織的な活動を行ってきた。主な活動は、放射能汚染関連とそれ以外の復興支援の2つに分けられる。本研究科の多彩な専門分野からなる教員がそれぞれの立場で活動しており、現場を重視した研究開発および復興支援を目指している。