専修キーワード バイオマス、環境マテリアル、生分解

植物の主成分であるリグニンの化学構造 
左上 セルロースナノファイバーで作られたフィルム 
左下 ポリ乳酸の原子間力顕微鏡像 
右下 キノコ由来β?グルコシダーゼの構造

植物、動物、微生物などが生産する糖質やポリフェノール成分、バイオポリエステル、タンパク質など「生物素材」の構造・物性・機能の基礎について、生化学、有機化学、高分子科学などを通して学習する。

 写真

植物の主成分であるリグニンの化学構造
左上:セルロースナノファイバーで作られたフィルム
左下:ポリ乳酸の原子間力顕微鏡像
右下:キノコ由来β-グルコシダーゼの構造

専修の目的

「生物素材」とは、生物が作り出す再生可能な資源である「バイオマス(biomass)」から作られる様々な材料や原料のことである。石油や石炭などの化石資源の枯渇や価格の高騰によるエネルギー・資源問題、さらに大気中の二酸化炭素濃度の上昇や地球温暖化といった環境問題を解決していくためには、バイオマスをより高度に利用していくことが、未来社会ではますます重要となる。光合成によって太陽エネルギーが蓄積されたバイオマスを、液体燃料やプラスチックなどの様々な物質に変換する「生物素材化学」によって、持続的かつ循環型社会の構築に貢献していく人材を育成する。

専修の内容、詳細については、生物素材化学専修のホームページをご覧ください。