プロフィール
専攻 |
生物材料科学専攻
Department of Biomaterial Sciences
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研究室 |
高分子材料学研究室
Science of Polymeric Materials
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職名 |
助教 / Research Associate |
一般の方へ向けた研究紹介
加工と分析で推し進める環境に優しいプラスチックの開発
現在、プラスチックは欠かすことのできない材料となっています。しかし、廃棄問題、資源問題の観点から環境に優しいプラスチックへの代替が求められています。環境に優しいバイオプラスチックの占める割合は、世界で0.6%、日本でも0.4%程度にとどまっています。私は、これらの用途拡大や実用化を進めるため、従来プラスチックと同様あるいは上回る性質、被らないような機能性や物性をもつバイオマスプラスチック材料の開発を目指し研究を行っています。特に、加工法の開発やX線分析などを駆使して研究を行っています。
教育内容
研究活動を通して育む自立力
研究活動を通して、自分で目標を立て、推進していく力を養っていくことを心がけて指導をしています。研究内容や理論を理解させることに加えて、研究計画を自ら構築できるような自立力のある人間を育てたいと考えています。計画能力や立案力は、研究のみならず、社会に出た後も有用であり、研究室という、半分社会に通じており、躓いてもフォローしやすい環境で、丁寧にこの自立力を育てることを心がけています。
共同研究や産学連携への展望
環境に優しいプラスチックの実用化
生分解性プラスチック、バイオマス由来プラスチックおよびこれらの両方を備えた環境循環型プラスチックの成型加工と構造解析を中心に研究を行っています。生合成や合成から始まり大量合成へのアプローチ、成型加工、高次構造の評価を一気通貫で行うことで、物性改善、機能付与などを得意としています。特に、加工性の難しい力学物性を改善することに成功しています。
研究概要ポスター(PDF)
関連リンク
キーワード
キーワード1 : 生分解性、バイオマス由来、プラスチック、放射光、成型加工、繊維、微生物、構造解析、X線、高次構造解析
キーワード2 : 環境問題、資源問題、マイクロプラスチック問題、プラスチック材料の構造物性相関の解明