プロフィール
一般の方へ向けた研究紹介
科学と社会をつなぐ仕事がしたい
研究のバックグラウンドは哺乳類の初期発生とエピジェネティクスでしたが、科学と社会をつなぐことに貢献したいと考えて、現在はURA(ユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーター)として教育・研究活動のマネジメントを主とした仕事をしています。
「One Earth Guardians育成プログラム」(https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/)ではアドミニストレーターとして、教育コンテンツの企画・実施や、企業・NPOなど大学外の参画者の方々との社会連携のアレンジ、プログラムの広報活動など幅広い業務にあたっています。
教育内容
100年後の地球のために行動を起こせる科学者を目指そう
「One Earth Guardians育成プログラム」は、危機を迎えつつある地球環境において、人間を含めたあらゆる生物が共存共生できる未来を叶えるため私たちに何ができるのかという課題に向き合う教育・研究プログラムです。人類が引き起こしてきた問題を洗い出し、その解決方法を考えて、他の領域の人々を巻き込みながら行動を起こせる科学者たち=One Earth Guardians(地球医)を社会とともに育むことを目指しています。
2018年度に約10名の農学部生を第1期の受講生として迎えて始まりましたが、現在は農学部・農学生命科学研究科以外からも参加できるようになり、学部1年生から大学院博士課程まで60名以上の受講生が在籍しています。(2023年5月現在)
分野横断型プログラムとして、幅広い専門分野・学年の受講生たちが、地球の未来に貢献するという共通の志のもと共に活動しています。さまざまな企業やNPO等が参画するプログラムでもあり、社会の現場で課題に取り組むインターンシップ(実学研修)や、学生・教員・社会人が共に未来を考えるワークショップなどのアクティブラーニングを多く行っています。
また2022年度からは、高校生や大学1-2年生を対象に、自身が夢中になれる“何か”を切り口に地球の未来につながるアイデアを募集し、その実現を支援する「Good Life on Earth」プログラム(https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/gle/)も開始しています。
共同研究や産学連携への展望
One Earth Guardiansの活躍の場を共につくってくださる方をお待ちしています
「One Earth Guardians育成プログラム」は、社会と双方向で課題解決や人材育成にあたる社会連携プラットフォームの側面も有しています。
特に、プログラムの基幹的な活動のひとつとして、カリキュラムの必修科目「ワン・アーソロジー」で実施されている「実学研修」は、社会との関わりのなかで課題の発見力と解決力を培うことを目指し、多くの企業やNPO等に参画いただきながら進められます。産官学連携で課題解決にあたるインターンシップとして、時に教員の持つ研究・教育的知見も交えながら、産業界や社会の実課題に向き合う協働創出の場ともなっています。
(実学研修のテーマ例)
・100年後も持続可能な林業の形の提案
・海洋生産力向上による持続的な水産資源の確保
・食品製造におけるロス削減とリサイクル法の開発
・持続可能な新しい酪農の将来
など
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/activity/training/
地球の未来を担う人材の育成や産学連携での課題解決に関心をお持ちの皆さま、ぜひOne Earth Guardiansにご参画ください。
研究概要ポスター(PDF)
関連リンク
キーワード
キーワード1 : 人材育成、持続可能性、教育、知的財産、社会実装、アイデア実装、社会連携、産学連携、アドミニストレーション、リエゾン、科学コミュニケーション、研究倫理、ELSI、RRI、One Earth Guardians、地球医
キーワード2 : 持続可能性、SDGs、循環型社会、サーキュラーエコノミー、バイオエコノミー、環境教育、生物多様性、Nature Positive、食の未来、食料問題、食品ロス、フードテック、地域課題