プロフィール
専攻 |
応用動物科学専攻
Department of Animal Resource Sciences
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研究室 |
応用遺伝学研究室
Laboratory of Applied Genetics
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職名 |
准教授 / Associate Professor |
一般の方へ向けた研究紹介
哺乳類卵巣の発達と機能制御メカニズムの包括的理解と制御
卵巣は動物のメスの生殖システムの中核を担う重要な臓器です。卵巣が正常に発達して機能することで動物の体はメスとして成長し、卵巣で作られる卵子によって次世代へ命を繋ぐことができます。そのため卵巣の発達異常や疾患、個体の加齢に伴う卵巣異常は、動物の発達異常や繁殖能力低下に直結してしまいます。我々は、哺乳類の卵巣がどのように発達し、その機能が制御されているのかを、マウスやブタをモデルとして研究しています。卵子や卵巣体細胞の培養実験に加えて、遺伝子改変マウスなどを用いた個体レベルでの解析を行うことで、個々の細胞の分化メカニズム、それらが集まって組織が構築されるメカニズム、さらに個体の生殖能力制御など多岐にわたる解析を行っています。これらの研究を通して、哺乳類卵巣の発達や制御メカニズムの理解に加えて、家畜生産の向上や女性不妊治療などに役立つ技術開発を目指しています。
教育内容
巻き込み力のある人材育成
我々の研究チームでは、細胞から動物個体まで扱うため、広く多岐にわたる研究手法を身に着けることになります。研究室配属後しばらくは、細胞の培養方法や実験動物の扱い方、遺伝子やタンパク質発現の解析手法など基礎的な研究手法を教員や先輩に教わりながら習得します。我々の研究チームでは研究室メンバー間のコミュニケーションを特に重視しており、原則一人一テーマで学位論文研究を行っていますが、それぞれの学生が独立して研究を遂行するのではなく、チームとして研究を展開できるように心掛けています。また、研究室内だけではなく、他の研究室の教員や学生ともコミュニケーションを取りやすい環境の構築に努めています。これらの研究教育を通して、周囲を巻き込んで問題解決をできる人材の育成を目指しています。
共同研究や産学連携への展望
哺乳類卵巣の発達と機能制御メカニズムの包括的理解と人為的制御
卵巣は動物のメスの生殖システムの中核を担う重要な臓器です。卵巣が正常に発達して機能することで動物の体はメスとして成長し、卵巣で作られる卵子によって次世代へ命を繋ぐことができます。卵巣の発達異常や疾患、加齢に伴う卵巣機能異常は動物の発達異常や繁殖能力低下に直結します。このことから、卵巣発達異常や疾患の発症メカニズムを解明し解決することは重要な課題です。我々は哺乳類の卵巣がどのように発達し、その機能が制御されているのかを長年研究してきました。これらの研究より得られる知識は、家畜生産の向上技術開発や新規の女性不妊治療法開発などに役立つ重要なものです。
研究概要ポスター(PDF)
関連リンク
キーワード
キーワード1 : 哺乳類、卵巣、妊孕性、マウス、繁殖、顆粒層細胞、卵子
キーワード2 : 家畜繁殖、女性不妊、動物生産