プロフィール

恒次 祐子

恒次 祐子

TSUNETSUGU Yuko

専攻 生物材料科学専攻 Department of Biomaterial Sciences
研究室 木材物理学研究室 Laboratory of Wood Physics
職名 教授 / Professor
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一般の方へ向けた研究紹介

未来の都市は木で創ろう:木の建物で人も地球も健康に

みなさんは木がたくさん使われた建物の写真を見たり、木の香りがする部屋に入ったとき、なんとなく落ち着いた気持ちになったことはありませんか? わたしたちは、「木の建物内の空間の特徴や、その空間が人の心身に与える影響」を調べています。たとえば、木の空間にいるときにストレスが減ったり、リラックスしやすくなったりするかなどを、シミュレーションや環境測定を行ったり、実際に人の反応を測りながら確かめています。 こうした研究を進めることで、将来は自然材料である木材を有効に使った「学校や病院、オフィスをもっと快適にする設計」につなげることができます。木を使った建物は地球環境にも良いと考えられており、環境と人の両方にメリットがあります。

教育内容

木の快適さを科学して、持続可能な未来を描こう

わたしたちは「木造建築や木質内装が人の心身に与える影響」をテーマにして研究を行っています。木材は非枯渇性資源であり、持続的な利用が可能であること、また他材料に比較して環境負荷を低減できることが知られています。それだけではなく人にやすらぎやリラックス感を与える材料としても注目されています。  卒業研究、修士研究では実験室や実際の建物を使い、室内の温度・湿度・光・香りなどの環境要素を計測しながら、人の心理評価や生理反応(心拍、血圧、脳活動など)を測定します。研究室では、こうした実験データの収集・分析を通して、科学的に「快適な空間とは何か」を考える力を養います。また、それを通して科学的根拠をもって環境問題の解決に取り組むことができるような人材の育成を目指しています。プレゼンテーションや論文執筆の指導にも力を入れており、多くの先輩が学会での発表賞などを受賞しています。興味のある人はぜひ一緒に取り組んでみませんか。

共同研究や産学連携への展望

木材がもたらす快適性を“感覚”から“データ”へ

当研究室では、木質内装が室内環境と居住者の生理・心理に与える影響を科学的に評価しています。室内環境の快適性はこれまで温湿度、光、音、空気質といった個別要素から研究されてきましたが、わたしたちは木材に着目し、「人にとっての快適性と健康性」に焦点を当てています。  具体的には、実建物や模擬環境で温湿度・照度・VOCなどの環境因子を計測するとともに、建物を利用する人、そこで働く人などの生理測定や心理評価を組み合わせ、木質空間の効果をデータで明らかにします。これにより、快適性や生産性の向上、人と地球のウェルビーイングへの貢献、環境配慮型のブランド価値強化といった付加価値が期待できると考えています。  共同研究としては、オフィス・教育施設・医療福祉施設などでの実証実験や、木質内装の効果検証、評価手法の開発などが可能です。ぜひご相談ください。

研究概要ポスター(PDF)

キーワード

キーワード1  :  木材、快適性、居住性、居住環境、ウェルビーイング、働きやすさ、睡眠、生理応答
キーワード2  :  気候変動、ストレス、ウェルビーイング、ワンヘルス、サーキュラーエコノミー