植物におけるホウ素毒性メカニズムの一端を解明 ~過剰なホウ素がもたらすDNA損傷の発生とその緩和機構の発見~
研究の要旨
- 東京大学大学院農学生命科学研究科 藤原 徹 教授および東京理科大学理工学部応用生物科学科 松永 幸大 教授、坂本 卓也 助教らの共同研究グループは、植物の必須栄養元素であるホウ素(元素記号:B)が、植物に過剰に吸収されることでもたらされるDNA損傷の発生とその緩和機構を発見し、植物におけるホウ素毒性の分子メカニズムの一端を明らかにしました。
- 本研究成果はNature Communications誌に12月11日付けで掲載されました。
詳細はプレスリリースをご覧下さい。
発表雑誌
- 雑誌名
- Nature Communications
- 論文タイトル
- Proteasomal degradation of BRAHMA promotes Boron tolerance in Arabidopsis
- 著者
- Takuya Sakamoto, Yayoi Tsujimoto-Inui, Naoyuki Sotta, Takeshi Hirakawa, Tomoko M. Matsunaga, Yoichiro Fukao, Sachihiro Matsunaga & Toru Fujiwara
- DOI番号
- 10.1038/s41467-018-07393-6
- 論文URL
- https://www.nature.com/articles/s41467-018-07393-6
問い合わせ先
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 植物栄養・肥料学研究室 特任研究員(当時)
東京理科大学 理工学部 応用生物科学科(現在)
助教 坂本 卓也(さかもと たくや)
Tel:04-7124-1501 (内線 4650)
E-mail:sakataku<アット>rs.tus.ac.jp <アット>を@に変えてください。
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 植物栄養・肥料学研究室
教授 藤原 徹(ふじわら とおる)
E-mail:atorufu<アット>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp <アット>を@に変えてください。