アイソトープ農学教育研究施設 小林奈通子 准教授

アイソトープ農学教育研究施設の小林奈通子准教授が、2020年日本アイソトープ協会奨励賞を受賞しました。

日本アイソトープ協会は、放射性同位体及び放射線利用研究において、基礎及び応用に関し、独創的かつ顕著な成果を発表し、将来の利用拡大・発展への寄与が期待できる個人に対し表彰する奨励賞を新設しました。今回は初代の受賞となります。

表彰範囲は、
1.アイソトープの製造研究及び理工学、農学、獣医学、薬学、医学におけるその利用研究
2.放射線測定の基礎及び放射線測定機器開発研究
3.放射線関連の物理・化学・生物学基礎研究
4.放射線が関係する環境科学研究
5.アイソトープ利用促進をスコープとした活動
となっています。

小林奈通子准教授は、ラジオアイソトープトレーサを駆使して植物体内での無機元素の挙動や分布の分析により、植物学の分野において知見を蓄積してきました。さらに、ダブルトレーサ法を開発するなど基礎的技術に磨きを掛けており、様々な分野への波及効果もあります。

これらの成果は、今後の農学分野への展開が期待されます。
また、アウトリーチ活動に力を注いでいる点も評価されました。

 

(参考情報)

日本アイソトープ協会奨励賞のHP
https://www.jrias.or.jp/report/cat1/309.html