当研究科修了生の醸造家、安蔵光弘氏の半生を描いた映画が公開されました。
安蔵光弘氏は、当研究科応用生命工学専攻微生物利用学研究室(現 応用微生物学研究室。当時の指導教員は兒玉徹教授)で修士課程を1995年に修了後、メルシャン株式会社に入社され、現在はシャトー・メルシャン ゼネラル・マネージャーとして活躍されています。また、安蔵氏には当学部の食品微生物学の講義でも10年以上に渡って講師を担当していただいております。この度、日本を世界の銘醸地にするため日本ワインの一致団結を掲げて奮闘されてきた安蔵氏の半生を描いた映画「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」が制作され、今年の11月に新宿武蔵野館など全国で公開されることになりました。
さらに、この映画はこの5月にフランスのニース国際映画祭で『最優秀作品賞』を獲得したとのことです。当研究科修了生とその活躍が映画化されるという大変嬉しいニュースですので、皆様にお知らせいたします。
安蔵光弘氏略歴
1993年3月 東京大学 農学部 農芸化学科 卒業
1995年3月 東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻修士課程 修了
〃 4月 メルシャン株式会社入社
〃 4月 勝沼ワイナリー(現シャトー・メルシャン)製造課 配属
1997年7月 メルシャン 本社商品企画部(ワイン開発担当)
1998年9月 メルシャン 勝沼ワイナリー 製造課 技術係
2001年2月 シャトーレイソン(フランス・ボルドー・オーメドック)出向
2002年6月 ボルドー第2大学 醸造学部 利き酒適性資格(DUAD)取得
2001年、2002年、2004年 レ・シタデル・デュ・ヴァン国際ワインコンクール審査員
2005年3月 メルシャン 勝沼ワイナリー 品質管理課長(ワインメーカー)
2008年4月 メルシャン 生産本部 品質管理部 課長
2014年4月 メルシャン 生産・SCM本部 品質管理部長
2015年4月 シャトー・メルシャン製造部長(チーフ・ワインメーカー)
2020年4月 シャトー・メルシャン ゼネラル・マネージャー(現職)
〃 6月 山梨県ワイン酒造組合会長
〃 9月 日本ワイナリー協会理事
「シグナチャー 日本を世界の銘醸地」公式サイト
https://signature-wine.jp
「シグナチャー 日本を世界の銘醸地」について
https://twitter.com/kakizakiyuji/status/1528259377664299008/photo/1