当研究科森林科学専攻の芳賀和樹助教が、一般社団法人日本森林学会より、令和5(2023)年度日本森林学会奨励賞を受賞しました。本賞は、「本会会員であって、森林科学に関し優秀な論文又は総説等を発表し、 独創性と将来性をもって学術的貢献をなしたと認められる者に授与」(日本森林学会表彰規則)されるものです。

受賞業績となったのは著書『御山守の仕事と森林コントロール』(ISBN978-4-88604-036-7)です。
本書は、尾張藩領木曽山における森林管理の最前線を担った御山守・内木家の職務とその意義を、同家に伝わる古文書から分析・考察したもので、国文学研究資料館の太田尚宏准教授と公益財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所を中心とした共同研究の成果です。

『御山守の仕事と森林コントロール』―目次

  • はじめに
  • 1 内木家文書からみた御山守の仕事
  • 2 木口印入による森林コントロール
  • 3 樹木の育成テストと種子・苗木の供給
  • 4 御山の利用と跡地での植林
  • おわりに

芳賀助教の受賞業績は、公益財団法人徳川黎明会徳川林政史研究所HPから全文閲覧可能です。
なお、令和5(2023)年度日本森林学会各賞受賞者および受賞業績については、日本森林学会HPをご覧ください。