社会連携リエゾンオフィス – 第2回シンポジウム ―企業等関係者111名参加!(農学分野の産学官民連携の取り組み)開催報告・2024年3月8日(金)―
2024年3月8日(金)15時から、東京大学弥生キャンパス・弥生講堂(一条ホール)にて、農学生命科学研究科主催「社会連携リエゾンオフィス第2回シンポジウム~農学生命分野の社会実装に向けて~」を会場とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。企業等関係者111名が参加し、農林水産省からも多くの方々の参加があり、総勢172名のシンポジウムとなりました。
第2回目の今回は、特別講演として、生産・環境生物学専攻の岩田洋佳教授が「データ駆動の意思決定~育種・栽培管理への応用~」、アイソトープ農学教育研究施設の田野井慶太朗教授が「放射性同位体の実験~近年のアイソトープの利用例~」のテーマのもと、大変興味深い研究発表と講演を行い、企業関係者に向けて、共同研究を通じての課題解決や社会実装に向けたメッセージを送りました。
社会連携リエゾンオフィス・シンポジウムの注目プログラムとなっている、若手研究者のリレー講演では【土壌、農業経済、キノコ、ソルガムの花の改良、おいしさの見える化、放射菌の酵素反応、たんぱく構造の計算科学、無脊椎動物の進化、糸状菌(カビ)、光と食、糖質関連酵素の材料開発、リグニン、都市の野生動物、オスの生殖、野生獣害、比較腫瘍学、花粉数を自在に制御、森林フィールドとサイバースペース、植物の貧栄養の適応戦略】等々バラエティに富んだ19名の研究者による各5分間のフラッシュトーク(リレー講演)が行われました。
講演会の最後には、津田敦理事・副学長より、大学にとって社会連携の重要性など中心に、励ましを交えた温かいご挨拶がありました。
講演会後の懇談会では、本日のリレー講演者によるポスター研究発表を交えながら、リレー講演者、本学関係者、企業等関係者、農林水産省関係者など、日頃の垣根を越えて、活発な意見交換・情報交換を行いました。