【協定締結後の記念撮影】左から、林伊佐雄 三芳町長、中嶋康博 農学生命科学研究科長、飯島勝矢 高齢社会総合研究機構長

 埼玉県入間郡三芳町と国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科、未来ビジョン研究センター、高齢社会総合研究機構は、社会の持続可能性にとって重要課題となっているネイチャーポジティブおよびウェルビーイングの向上に関する分野で協力を行い、自然の保全および回復、ならびに社会基盤の強化に関する研究教育の推進、さらには心身における健康と地域活力の向上を目的として、以下のとおり連携協定を締結いたしましたのでお知らせします。
 今回の締結する連携協定に基づき、過去の交流実績も踏まえて、三芳町と本学関係部局の関係をより確かなものとして、連携を継続して参ります。

1 協定の名称
 埼玉県入間郡三芳町と国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科、未来ビジョン研究センター、高齢社会総合研究機構との連携に関する協定

2 締結日
 令和6年5月13日(月)

3 署名者
 埼玉県入間郡三芳町長        林 伊佐雄
 東京大学大学院農学生命科学研究科長 中嶋 康博
 東京大学未来ビジョン研究センター長 福士 謙介
 東京大学高齢社会総合研究機構長   飯島 勝矢

4 協定の主な内容
 (1)ネイチャーポジティブに関する研究協力
 (2)ウェルビーイングの向上に関する研究協力及び地域社会の発展に関する連携協力
 (3)上記(1)(2)に付随する研究成果の社会実装および広報に関する協力
 (4)上記(1)(2)に付随するスタートアップ企業の拠点形成に関する協力
 (5)その他、協定の目的を達成するために必要な協力

<埼玉県入間郡三芳町について>
 三芳町を含む地域で江戸時代から営まれている「武蔵野地域の落ち葉堆肥システム」は、2023年にFAO(国連食糧農業機関)が認定する世界農業遺産となりました。当地域で江戸時代初期から続く伝統農業は、農家が自身の平地林で得た落ち葉を 2 年程度発酵させ肥料としてサツマイモ、サトイモ、野菜、お茶などを生産しています。対象地域では農家一軒分の土地が短冊形をしており、そこに屋敷、畑、平地林が規則正しく配置されており、各農家の土地面積がほぼ同じであるため、地域全体として規則正しい短冊形の土地が何重にも反復して見られる珍しい景観を生み出しています。江戸時代、大都市の江戸に食料を安定供給し、また農家が自主的に営農できるように土地を各農家に平等に割振り肥料も自給できるようにしたサステナブルな仕組みが、300年以上経った現在、国際社会で高い評価を受けた町でもあります。