社会連携リエゾンオフィス・第3回シンポジウム開催報告
農学生命科学研究科は、7月24日(水)15時から農学部フードサイエンス棟中島董一郎記念ホールにおいて、「社会連携リエゾンオフィス・第3回シンポジウム―農学生命科学分野の社会実装に向けて」を開催しました。
当日は、講演会と懇談会に分けて実施し、講演会では、中嶋康博農学生命科学研究科長の挨拶から始まり、岩田忠久農学生命科学副研究科長/社会連携リエゾンオフィス長から、更なる社会との連携を促進するための組織体制の整備や、推進するための仕組み等の社会連携リエゾンオフィスに関する情報提供が行われました。
続いて、第1回のシンポジウムから好評だった、若手研究者によるリレー講演の第1部が実施され、10名の研究者が凡そ5分で、自身の研究について魅力溢れる講演を行い、参加者の興味を引いていました。
10分の休憩を挟んで、イベントの目玉として、恒次祐子農学生命科学研究科生物材料科学専攻教授による「建物の内装木質化とウェルビーイング」と題した特別講演が行われ、内装木質化がもたらす効果について、心理面、身体面、衛生面、学習面、生産性、経済面等、多様な場面で効果が得られることを、これまでの検証により実証された効果を科学的なデータとともに示されました。講演後は、会場から木材の優位性に係る質疑応答が活発に議論されました。
イベントの最後のパートとして、残りの若手研究者10名によるリレー講演が実施され、本研究科の特徴である、社会科学から自然科学にわたる広範な学問分野の内容が熱く語られました。
講演会後、場所をアグリカフェに移して、参加者同士による積極的な懇談が行われ、新たな連携に向けた活発な話し合い等、充実した懇談会となりました。ご参加された企業から、研究者の発表を含めて、大変良いイベントなので是非続けてほしいとの要望がありました。
なお、講演会参加者は、講演者等4名やリレー講演者20名を含め76名、ZOOM参加88名と実施担当職員12名を含めて計176名となりました。
今後、社会連携リエゾンオフィスは、本研究科の更なる社会連携を推進するハブとしての役割を積極的に担っていきたいと考えていますので、当研究科との連携にご興味がありましたら、当オフィスに積極的にご連絡をお願いいたします。
<お問い合わせ>
東京大学大学院農学生命科学研究科・社会連携リエゾンオフィス
Email: agri-shakairenkei.a@gs.mail.u-tokyo.ac.jp