【協定締結後の記念撮影】左から、内舘茂 盛岡市長、中嶋康博 農学生命科学研究科長

 盛岡市と東京大学大学院農学生命科学研究科は、包括的な連携と協力の下、それぞれの資源を相互に活用し、産業の振興など地方創生の実現及び教育・学術研究の推進に寄与することを目的として、以下のとおり連携協定を締結いたしましたのでお知らせします。
 今回の締結する連携協定に基づき、過去の交流実績も踏まえて、盛岡市と本学関係部局の関係をより確かなものとして、連携を継続して参ります。

1 協定の名称
 盛岡市と東京大学大学院農学生命科学研究科との連携・協力に関する包括協定

2 締結日
 令和6年8月23日(金)

3 署名者
 盛岡市長              内舘 茂
 東京大学大学院農学生命科学研究科長 中嶋 康博

4 協定の主な内容
 (1)産業及び文化の振興に関すること。
 (2)交流人口の拡大に関すること。
 (3)人材育成及び学術振興に関すること。
 (4)地域課題の解決に関すること。
 (5)その他目的を達成するために必要な事項に関すること。

<盛岡市について>
 盛岡市は、人口約29万人を擁する岩手県の県庁所在地で、政令で指定された中核市です。1992年に都南村、2006年に玉山村と合併して、現在の市域を構成しています。北上川沿いに広がる平野部だけでなく、北上高地にいたる中間地域や山間地域等、多様な地理条件のもとで農業が営まれていて、特産品としては、盛岡りんごや盛岡短角牛、黒平豆、行者ニンニクが知られています。最近では、ニューヨーク・タイムズの「2023年に行くべき52カ所」に選ばれるなど、地域の自然や歴史、文化が世界的にも注目を集めています。
 本研究科と盛岡市とのつながりは、2021年度より開始された盛岡市の「文京区学生と創るアグリイノベーション事業」を契機として始まりました。同事業は、盛岡市玉山地域の出身の明治期の歌人・石川啄木が文京区小石川で亡くなったことを縁として2019年に結ばれた、盛岡市と文京区との間の友好都市提携に基づくものです。

(盛岡市は友好都市提携を結ぶ東京都文京区にある大学と連携協定を締結しました。今回は日本女子大学と東京大学が同日付で合同締結式を行ったものです。盛岡市と東京都文京区にキャンパスがある大学との連携協定は、これで合計4校となります。)