当研究科OSG国際防疫獣医学寄附講座の前澤誠希特任助教と千葉県農業共済組合の共同研究論文がJVMS優秀論文賞を受賞しました。
 本論文「Enzootic bovine leukosis caused by bovine leukemia virus classified as Group C based on viral whole genome sequencing in a 23-month-old Holstein-Friesian heifer」は牛伝染性リンパ腫ウイルスC株がリンパ腫を引き起こした初めての報告です。また、これまで牛伝染性リンパ腫発症にはさまざまな要因が関与することが報告されていますが、複数の要因を総合的に評価した報告は多くありません。臨床検査、病理学的検索、牛遺伝子検査、ウイルス検査といった多方面から解析を行った点も評価されました。