GXセミナー(2025年12月23日開催) 開催報告
2025年12月23日(火)、東京大学農学部弥生講堂会議室において、GXセミナー「ネイチャーポジティブGXと森林イノベーション:国際開示の潮流と“負から正への転換”をつなぐ視座」を、対面・オンラインのハイブリッド形式で開催しました。本セミナーには、学内外からハイブリッドで75名の参加者が集い、企業経営におけるGXの最新動向や、森林・自然資本を巡る国際的な議論について理解を深める機会となりました。
講演では、関西学院大学商学部の阪智香教授より、「自然関連財務情報開示の国際動向」と題し、TNFDをはじめとする国際的枠組みの背景や、EUを中心とした最新の政策・企業動向について解説がありました。会計ビッグデータを活用した研究の知見も交えながら、自然資本を企業価値評価に組み込む意義が示され、参加者との間で活発な質疑応答が行われました。
続いて事例紹介として、株式会社竹中工務店まちづくり戦略室の友保悟郎氏より、環境省TNFD開示実践事業に選定された木曽エリアでの取り組みが紹介されました。森林の長期的循環利用を軸とした「森林グランドサイクル」の考え方と、企業活動・地域連携の具体像が示され、実践的な示唆に富む内容となりました。
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室の大澤晃一室長補佐より開会挨拶が行われ、GXと生物多様性政策の接点についての問題提起がなされました。続いて、東京大学大学院農学生命科学研究科の香坂玲教授より、本セミナーの開催趣旨として、ネイチャーポジティブGXの概念と森林分野におけるイノベーションの重要性、国際的な情報開示の潮流を踏まえた「負から正への転換」の視点が示されました。また閉会の挨拶では、森林GXプロジェクトについて本研究科の日浦 勉 教授が説明をしました。
本会は、環境研究総合推進費(1MF-2403)の支援を受けて実施するとともに、東京大学とSMBCグループの協定に基づく「森林GXプロジェクト」の一環として開催されました。
【日時】2025年12月23日(火)17:00〜18:30
【場所】東京大学農学部 弥生講堂 会議室(東京都文京区弥生1-1-1)
【内容】
①開会挨拶:環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室 室長補佐 大澤 晃一
②開催趣旨:「ネイチャーポジティブGXと森林イノベーション:国際開示の潮流と“負から正への転換”をつなぐ視座」東京大学農学生命科学研究科教授 香坂玲
③講演:「自然関連財務情報開示の国際動向」関西学院大学商学部教授 阪智香
④事例紹介:「木曽エリアでの森林グランドサイクル」株式会社竹中工務店まちづくり戦略室 室長 友保悟郎
⑤閉会挨拶:東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 日浦 勉
【主催】東京大学大学院農学生命科学研究科・森林科学専攻 森林風致計画学研究室
【参加】参加費無料、事前登録制、対面/オンラインによるハイブリッド)
お問合せ先
東京大学大学院農学生命科学研究科 森林科学専攻 森林風致計画学研究室
教授 香坂 玲(こうさか りょう) 担当:眞貝
E-mail: kohsaka.lab<アット>gmail.com <アット>を@に変えてください。








