プロフィール
一般の方へ向けた研究紹介
人と動物の違いを理解し、病気を診断し、治療する。
多くの人が犬や猫を家族の一員として暮らしています。犬や猫も私たちと同じように成長し、老い、病気になり、やがて命を終えます。
臨床獣医学は、動物とそのご家族が少しでも長く、楽しく暮らせるよう、専門的な知識と技術で社会に貢献する学問です。
動物と人の体には共通点もあれば、違いもあります。たとえば心臓や肝臓といった基本的な臓器は同じように存在しますが、かかりやすい病気は動物の種類によって大きく異なります。そのため、動物の共通性と種ごとの特徴を学び、診療に活かしていきます。
また、動物に特有の病気には、専用の診断法や治療法が必要です。こうした新しい技術を開発することも大学の大切な役割です。
動物は自分の意思を言葉で伝えることができません。むしろ治療には非協力的な場合も少なくありません。だからこそ、どのような獣医療を提供するのが最善かを、飼い主の方と一緒に考えていくことが、獣医師にとって重要な使命となっています。
教育内容
これからの獣医療を発展させるのは、みなさんです!
犬や猫を対象とする獣医療では、人の医療と同様に「個体診療」が中心となります。そのため、まずは動物の体に関する一般的な知識を体系的に学び、整理することが不可欠です。そのうえで、対象とする動物種ごとの特殊な知識や技能を習得していきます。
獣医師免許は国家資格であり、学生の皆さんには標準的な獣医療を確実に提供できるようになることが教育の大きな目標です。さらに、卒業研究や博士課程では、それぞれが専門テーマを選び、新しい分子生物学的技術やIT、AIなどを取り入れながら、予防法・診断法・治療法の開発や病態理解の深化に挑戦してもらいます。
獣医療分野で研究開発に携わる研究者は決して多くありません。だからこそ、これからの獣医療を切り拓き、発展させていくのは、皆さんの力です。
共同研究や産学連携への展望
獣医療を発展させ、人々を幸福にするための研究パートナーを募集します
当研究室では、犬や猫を対象とした予防・診断・治療に関する幅広い研究を行っています。予防の分野では、網羅的解析に基づく検診技術の開発や、動物用ウェアラブルデバイスの活用に取り組んでいます。診断では、分子生物学的手法を用いた自己免疫疾患の新規診断法の開発、疾患関連分子マーカーの探索と臨床応用に注力してきました。また、新型コロナウイルス、重症熱性血小板減少症(SFTS)、未知のウイルス感染症を対象にした検出・診断法の研究開発も進めています。
さらに近年は、AIを活用した画像診断支援システムや新規ウェアラブルデバイスの共同開発も行っています。附属動物病院には多数の紹介症例が集まっており、希望される飼い主を対象に臨床試験を実施する体制も整えています。
私たちは、産学連携を通じて新しい技術を社会に実装することを重視しており、企業の皆さまとの協働を強く期待しています。
研究概要ポスター(PDF)
関連リンク
キーワード
キーワード1 : 伴侶動物、ペット、犬、猫、ウイルス、新興感染症、癌、腫瘍、診断学、AI、画像診断
キーワード2 : 伴侶動物、ペット、犬、猫、ウイルス、新興感染症、癌、腫瘍、診断学、AI、画像診断