農学生命科学研究科・農学部に関連する基金では、皆様のご寄付により様々な活動を行っております。

本部東大基金のサイトでも活動状況をご紹介していますが、ここでは農学部で活動しています基金を纏めてご紹介させて頂いています。

このような活動にご興味のある方は、是非ご寄付にご協力頂ければ幸いです。

 

畑と森を再生する糸状菌の活性化基金 
2024年活動報告 -試験と調査を実施しました

近年、糸状菌を増やして土を再生させる試みが、造園家や篤農家によって提案され、草の根的に全国で多様な取り組みが進められています。木質有機物やバイオ炭を大量に施用し、地形や土質に応じて水捌けを改善することで、糸状菌が増えやすい環境を整えるという手法です。本研究は、こうした実践の効果を科学的に検証し、さまざまな気候・土壌条件のもとで最適な方法を提案することを目的としています。

2024年度は、皆様のご支援により、東京都八王子市と茨城県つくば市で継続試験を実施し、その他地域でも調査を実施しました。八王子では、耕作放棄地を不耕起のまま木質チップを施用し、無施肥・無農薬で野菜を栽培する試験を昨年度に続いて実施しました。つくばでは、バイオ炭と木質チップ、堆肥を組み合わせ、有機物を多投入することで地力改善が可能かを検討しました。また、長崎、神奈川、千葉、埼玉、北海道などでも農地や森林の土壌調査を行い、簡易的な糸状菌測定の可能性や、生育の良い場所の微生物解析も試みました。試験の様子や結果は、ご支援者の皆様へメールマガジンにてお届けしています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/collaboration/

 

第68回農学部公開セミナー「未来を照らす農学150年のあゆみ」
2025年6月21日

今回のテーマは、今までの農学の歩みとこれからの農学、東大農学150+未来プロジェクトのこれからを農学部所属の現場研究者から様々な角度で語っていただく公開セミナーを開催いたしました。

関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/seminar/yousisyu/68-yousisyu.pdf

 

東京大学農学部150周年記念シンポジウム「日本型ネイチャーポジティブとは?」 
2025年3月26日

自然と共に生きる社会を目指すには、現場の取り組みに立ち返り、価値の創造や新しい仕組みを考えることが大切です。東大農学150+未来プロジェクトの一環として、学生、企業、生産者など多様な立場の人々が集まり、自然共生のあり方やサステナブルファイナンスの可能性について対話を通じて新たな気づきを得るシンポジウムを開催しました。

関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/news/news_20240414-3.html

 

東京大学農学部創立150周年記念式典 
2025年3月4日
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部は、2024年度で創立150周年を迎えました。これまで数々の研究成果を挙げ、農学の発展と社会貢献に尽力してきました。節目を記念し、3月4日に式典を開催。藤井総長、津田理事らを迎え、次の150年に向けた農学部の未来を学外に紹介しました。
関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/event/event_20250304-1.html

 

ニホンオオカミの剥製標本の3Dモデル 
2025年2月18日
東大農学150+未来プロジェクトでは、「研究科全体の研究および教育発展事業」の一環として、農学知のオープン化を行っていきます。その最初の成果として、当研究科所蔵のニホンオオカミの剥製標本の3Dモデルを制作し、一般公開しました。
関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/news/news_20241225-1.html

 

東京大学農学部150周年記念関連イベント第4回【社会リエゾンオフィス】シンポジウム 
2024年11月27日

東大農学部では、地球規模の課題に対し、農学生命科学への期待が高まる中、新産業創出に向けた産学連携と知的財産管理体制の強化に取り組んでいます。その一環として、社会連携リエゾンオフィスが主催する第4回シンポジウムを、昨年度に続き企業関係者を招いて開催しました。

関連ページ:https://www.a.u-tokyo.ac.jp/collaboration/