東京大学大学院農学生命科学研究科 One Earth Guardians育成プログラムでは、公開シンポジウム【バイオロジーがソウゾウする未来 ―生きものの力で、共生社会を描く】を開催いたします。事前登録の上、どなたでもご参加いただけます。

イベント詳細・参加登録

https://one-earth-guardians-symposium2025.peatix.com/

  • 【日時】 2025年11月6日(木)18:00~20:30 /20:30~ 交流会
  • 【会場】 TAKANAWA GATEWAY Convention Center Hall C
         オンライン(Zoomウェビナー)
  • 【開催形式】 会場+オンラインのハイブリッド形式
  • 【申込期限】 2025年11月4日(火)正午まで

プログラム

  • 18:00-18:10 オープニング
  • 18:10-18:40 講演1 | パラサイトミメティクス:寄生虫が持つ寄生適応能力
          後藤 康之 / 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
  • 18:40-19:10 講演2 |真珠の美しさが世界を救う!?~バイオミネラリゼーションと炭酸
          塩生物学~
          鈴木 道生 / 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
  • 19:10-19:40 講演3 | 創造性の鍵は自然のアンコントローラビリティ
          浦野 奈美 氏 / 株式会社ロフトワーク SPCSオーガナイザー
  • 19:50-20:25 パネルディスカッション | バイオロジーがソウゾウする未来
          パネリスト:講演登壇者
          ファシリテーター : 中西 もも / 東京大学大学院農学生命科学研究科 One Earth Guardians育成機構 准教授・ アドミニストレーター
  • 20:25-20:30 クロージング

開催に寄せて

地球上には、わかっているだけでも175万種もの生きものが存在しています。中には驚くような生態や、私たちの想像もおよばない能力をもっている動物・植物や微生物たちがいて、私たちと共に生きています。彼らについての理解を深め、さらにその知をテクノロジーにつなげることは、私たちがいま直面する課題の解決や、より良い未来を創るための鍵となる可能性を秘めています。

同時に彼らは、人間による完全な理解や管理が及ぶことなどないという側面も持っています。私たちの好奇心や探究心をかきたてるだけでなく、敬意と畏れをもって向き合うべき存在であることを忘れてはなりません。

バイオロジーは、生きものを知り、学び、活用しようとするとともに、その対象が常に不確実でアンコントラーブルなものであるという前提をおいた営みでもあります。

本シンポジウムでは、生物に学びその力を活かそうとする研究の実例として、寄生虫の能力を模倣するパラサイトミメティクスと、バイオミネラリゼーションが地球の炭素循環に果たす役割について紹介します。また、アンコントローラビリティを探求して人と自然の創造的な共創関係を目指す試みの話題を交え、数々の課題に直面する人類がいま、この地球上で共に生きる生物たちにどのように向き合うべきかを考えたいと思います。

本イベントに関する問い合わせ先

東京大学 大学院農学生命科学研究科
One Earth Guardians育成プログラム事務局
office[at]one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp
※[at]を@に替えてください。

関連リンク

One Earth Guardians育成プログラム
https://www.one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp/

関連教員

後藤 康之
鈴木 道生
中西 もも