長野県飯島町と上伊那農業協同組合および当研究科は、地域の農業の発展、ミヤマシジミの保全を主とした自然環境の保全、および大学における教育・研究の推進に資するための連携協定を締結しました。5月10日の調印式には、中嶋康博研究科長の代理で、宮下直教授(生圏システム学専攻)が出席しました。
 この連携協定は2018年から継続してきたものの再更新です。2021年からの3年間だけで、計18回の新聞やテレビ番組での報道、海外情報誌での紹介の実績があります。今回の協定の期間は、2025年度末までの2年間になります。
 本協定の締結に基づき、ミヤマシジミの条例化と町のチョウの指定、保全のための社会的仕組みづくり、環境保全型農業の推進、ミヤマシジミを活用した地域ブランドの研究、他地域との連携やシンポジウムの開催等の検討、などの活動を地域と協議しながら行っていきます。

参考記事

Mongabayで紹介された宮下直教授らによる絶滅危惧種ミヤマシジミの保全の取り組み「日本の蝶の保全は人間社会と一体化することで発展する」の概要が、 Yahoo NewsとChristian Science Monitor’s weeklyでも紹介されました