プロフィール

手塚 武揚

手塚 武揚

TEZUKA Takeaki

専攻 応用生命工学専攻 Department of Biotechnology
研究室 微生物エコテクノロジー社会連携講座 Laboratory of Microbial Ecotechnology
職名 特任講師 / Project Lecturer
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一般の方へ向けた研究紹介

微生物機能の活用を通してバイオエコノミーを実現

石油をはじめとする化石燃料を大量消費し、エネルギー源やプラスチック原料の供給源として利用する現代社会は、地球温暖化等の深刻な変化を生み出し、その持続可能性に疑問が持たれています。このような地球規模の環境悪化をくいとめ、環境に負荷をかけない経済活動であるバイオエコノミーを実現するため、未利用バイオマス資源を原料とし、膨大な多様性を有する微生物機能を利用した革新的物質生産システムの構築を目指しています。このような新規な物質生産プロセスの学術的価値を追求するだけでなく、社会実装まで持っていくことで実際に目に見える変化をもたらすことを目標としています。

教育内容

基礎と応用の両面を見据えた研究教育活動を実践

社会連携講座は企業との密接な連携のもと、公共性の高い社会課題に対して学術面、産業面の両面から解決をはかる研究組織です。そのため、実際に産業の現場で活躍されている企業の方々と協働し、緊急性の高い社会課題の解決に取り組むことができます。研究教育活動では、基礎的な実験手法の習得や学術的知識の吸収にとどまらず、社会実装するうえで必要不可欠なスケールアップやコスト等についても考える実践力を身につけることを目指しています。

共同研究や産学連携への展望

異分野の技術の融合による革新的プロセスの確立

利便性が高いものの、環境負荷の大きい物質の代替生産プロセスの確立を目指しています。微生物機能の利用を核とし、未利用バイオマス資源を原料として想定していますが、実用化への課題は多く、これまで以上にさまざまな技術を組み合わせ、革新的プロセスを開発する必要があります。研究開発では、当初想定すらできなかった技術の組み合わせがブレークスルーに繋がることが多々あり、研究内容に興味を持たれた方々との連携を積極的に模索していきます。

研究概要ポスター(PDF)

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キーワード

キーワード1  :  微生物、バイオマス、有用物質生産
キーワード2  :  気候変動、バイオエコノミー